別冊ソライロノート

ドラクエ好きな数学教員、現在育児に奮闘中。

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去る3月1日、卒業証書授与式がつつがなく挙行され、
私のクラスの39人も、無事に学び舎を巣立っていきました。

当日は、袴を着るために5時起床。
3年生の担任団には、4人の女性担任がいますが、
「せっかくだから、みんなで和装する?」と話がまとまっていたのです。
実家の母に発掘してもらったピンクの1つ紋色無地に、
「私は今年お着物を着るから」と同じ3年の先生に貸して頂いた濃紺の袴。
学校近辺の美容師さんは、ここいら周辺の小中高で卒業式があるたび
着付けを頼まれているというだけあって、とても手馴れていらっしゃいました。
髪型は後ろで1つにまとめたアップスタイル。
「保護者の反感を買わないように、できるだーけ、地味に!」
と再三主張したのですが、仕上がりは結構若々しくなってしまいました……
いっそきっちりお団子頭でもいいって言ったんだけどなぁ。
ま、成人式のお嬢さんたちのような爆発頭じゃないだけ、いっか。

仕上がったのは、7時半。
保護者の車が入るので学校の駐車場は使えず、
隣接する中学校の駐車場をお借りして車を止めます。
降りたところで、同じく袴姿の同僚を発見。
サーモンピンクの上品な色無地に、紺の袴。そしてショール。
目立つのを避けるためのカムフラージュと見た。(しまった真似すればよかった)
「わー、琴野先生(仮名)、きれい!似合う!(目ぇきらきら)」
「ありがとー、もーこのために5時起きよ。中本ちゃんも、ピンクいけるじゃん」
「あー、目立ちすぎていたたまれないんですけどもねー(遠い目)」
「道行く中学生の視線がびしばし刺さってくるわよね(同じく遠い目)」

高校へと向かうべく道を渡ったところで、同じ学校の先生二人連れにでくわしました。
同じく車を止めて、学校へと向かう途中の模様。
私たち二人を見かけるなり、
「おっ、おーっ!ほれほれ、村田さん(仮名)、きれいどころがふたりおるでー!」
「おーおー、いいねぇ、若い娘さんたちが華やかなカッコしてるのはいいねぇー」
……朝から大声ではしゃがんでください。(恥ずかしすぎていたたまれない)
「いや、やっぱり女の子は着なあかんな、なあ村田さん」
「そうやー、場が明るなるでなー。晴れの日って感じがするわ」
「生徒も喜ぶでー。先生らがおしゃれしとる!って」
そうでしょうか。そうだといいんですが。ものすごく大爆笑されそうな予感が。(弱気)
っていうか、そもそも主役は生徒たちであって私らではないんですが。
「いーや、それだけ今日は大事な式なんやって、下級生にも知らしめなかんでな」
「正装ってのはええよー。気が引き締まる。自分も、周りもな」
そんなもんでしょうかねぇ。(いまだに弱気)

「っていうわけで、ほれ、職員室入り!」
いや、私はこのまま進路指導室で時間になるまでひっそりとですねぇ……(逃げ腰)
「え、何、中本ちゃん、私をひとりにするの!?(がしっ)」(琴野先生の席は職員室)
「だって琴野センセ、悪目立ちするのはいたたまれないというかなんというか」
「おっはようございまーす!キレイどころふたり、お連れしたでー!」(聞いてない)
「うーわー門脇センセ(仮名)、叫ばんといてくださいー!」(女二人してぎゃー)

ええと、職場の皆様方にはおかげさまで好評でした。
「中本さん、ピンク、似合ったんやなぁ……」
とものすごーくしみじみとした口調で多方面からお褒めの言葉をいただきました。
――――普段、明るい色って着ないからな(遠い目)
黒とかグレートか茶色とかベージュとかだもんな。(たまーにライトブルーを着たりはする)
スカートなんて、保護者会か出張のときしか着ないもんな。
なんかのときに、とっさにダッシュできるようにって、初任校で躾けられたんだもの。
意外性が受けたのか?(弱気)

生徒の反応はというと。
女子はみんなほとんど例外なく、
「きゃー!きゃー!センセ、袴着とるーっ!」
「先生、キレー!可愛いっ!一緒に写真とろ、写真!」
「ピンクー!すご、中本さんがピンクだよピンク!」
「いいなー、若く見えるよセンセー!」
――――一言多いわよ、そこの女子。これでも一応、20代だっつの。
「いやセンセ、もっといける。うまいことだまくらかしたら学生でいける!」
――――それはそれでうれしくないような。(複雑な女心)

「でもせんせ、珍しいカッコしとるよね」
「まあ、卒業式やからね。ビシっとせんといかんかなーと思って(苦笑)」
「そっかー。ホントに今日で卒業なんやね(しんみり)」
「センセがめったにせんオシャレしてくれとるんやもんね(うる)」
「あの見た目に気ぃ使わん中本さんが袴着てくれるやなんて……(うるうる)」
「先生とも……っ、も、もうお別れなんやね……(うるうるうる)」
「ほれほれ、晴れの門出なんやから泣くのは式終わるまでとっとき?(なでなで)」
ところで私はそんなにもオシャレに気を使わん女だろうか。(自問自答)
――――そうかもしれんな。(白黒グレー茶色にベージュ以下略)

そして男子は。
卒業式前の最後の語らいを楽しんでいるところに顔を出した私を見るや否や。
全員、いっせいに凍りつき。(それはもうその場にいた十数名そろって)
そして3秒後、そろってみんなで大爆笑っ!
「あははー!あははははー!」
「すっげ、中本さんが着物着てるよ着物!」
「似合いすぎっ!似合いすぎてありえねー!大正時代がここにおるー!」
……怒るなー、今日はめでたい日なんだぞ怒るのは式の後にとっとけ自分ー。(セーブセーブ)

とどめに、先に教室に来ていた相方の先生は。
(うちの学校は3年生にダブル担任制を敷いているので、1クラスに担任が2人います)
「おはようございます、中本先生。しかしなんですかな、こう、その……」
「いいんです、先生。やっぱり派手すぎて浮いてますよね。はっきり言ってください(とほほ)」
「いえいえ、お似合いです、お似合いなんですが、その、似合いすぎてですね……」
「――――大正時代っぽい、ですか(いじいじ)」
「いえ。私はあまりそういうのに詳しくはないのですが。
 ……少女まんが、に、いそうだなあ、と。(とても言い辛そうな口調)」
「――――――――――――恐縮です(遠い目)」


朝の点呼と服装チェックが終わり、式場への入場を待つころになって
ようやく自分の格好(と周囲のリアクション)に慣れてきました。
サーモンピンクの琴野先生と二人で、生徒のリクエストに応じ
「姉でーす」「妹でーす」
「ふたりそろって」
「3年華やかたんとうでーす(やけ笑い)」
とポージングして写真に納まるくらいには。(遠い目)
だからー、今日の主役はあなたたちだってのよ。
私たちは添えものよ、添えもの。
ほんとにいつもと変わらんノリよね、うちの子たちってば。
……そこがいいところなんだろうけどさ。(しみじみ)

長くなったので、次回に続きます。

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